記載日:2007/01/10
Windows XP SP2 Eclipse 3.1.2 JRE 5.0 Update9 Tomcat Plugin 3.1 final

1.Tomcat 開発を始める前の準備(Tomcat プラグイン)

Eclipse で Tomcat  を使用したウェブアプリケーション開発を始めるには、 Tomcatプラグイン を使用するのがおすすめです。 ここでは、 Tomcatプラグイン をインストールしたとして、Tomcat 用プロジェクトを作成する前に行う設定方法を紹介します。Tomcatプラグイン をまだインストールしてない方は  Eclipse Tomcatプラグイン インストール  で記事を掲載しているので参考にしてみてください。

Tomcatプラグイン の設定をする前に、 アプリケーションサーバである Tomcat をインストールしておく必要があります。 今回は Tomcat が以下の条件でインストールされているとしています。

項目 項目値
Tomcat のバージョン 5.5.20
Tomcat のインストール先 C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5
Tomcat で利用する JRE JRE1.5.0_09(JRE 5.0 Update9)
Tomcat の管理ページの URL http://localhost:8080/manager
Tomcat 管理者のユーザID admin
Tomcat 管理者のパスワード (設定なし)

2.Tomcatプラグイン 設定

2-1.設定メニュー

Tomcat設定Tomcat プラグインの設定を行うには、「ウィンドウ」 メニューから 「設定」 を選択します。

2-2.Tomcat メイン設定

Tomcatメイン設定「設定」ダイアログが表示されたら、左側の一覧から「Tomcat」 を選択します。右側に Tomcat の基本設定項目が表示されるので、適切な値を選択します。

Tomcat バージョン
今回は Tomcat 5.5.20 を使用しているので 「バージョン 5.x」 を選択しました。

Tomcat ホーム
今回は Tomcat を 「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5」 にインストールしたので、このパスを指定しました。

コンテキスト宣言モード
今回は、 Server.xml ではなく コンテキストファイル を使用する運用とにしたので、 「コンテキストファイル」 を選択しました。

ここまでで 「コンテキストのディレクトリ」 には 「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5\conf\Catalina\localhost」 が表示されています。特に変更は不要です。

2-3.JVM 設定

JVM設定続けて、左側の一覧 「Tomcat」 の下から 「JVM の設定」 を選択します。JRE の設定が正しいことを確認します。

JRE
今回は Tomcat が JRE 5.0 Update9 を使用する様にインストールしたので、リストから 「jre 1.5.0_09」 を選択しました。

その他にも設定項目はありますが、特に理由がなければ空欄のままで問題ありません。

2-4.Web アプリケーションマネージャ設定

Webアプリケーションマネージャ設定次は、左側の一覧 「Tomcat」 の下から 「Tomcat Webアプリケーションマネージャ」 を選択します。 Tomcat の管理者情報を設定します。

アプリケーションマネージャ URL
今回は ローカルPC(localhost) にデフォルトのポート(8080) でインストールしたので、 「http://localhost:8080/manager」 となっていることを確認します。

アプリケーションマネージャ ユーザ名
今回は 「admin」 としたので、これを入力しました。

アプリケーションマネージャ パスワード
今回はパスワードは設定しなかったので、空欄のままにしました。

2-5.ソース・パス 設定

ソースパス設定左側の一覧 「Tomcat」 の下から 「ソース・パス」 を選択します。 今回は 「ソース・パスを自動的に算出」 をチェックしました。

2-6.詳細設定

Tomcat詳細設定左側の一覧 「Tomcat」 の下から 「詳細」 を選択します。

Tomcat ベース
今回は Tomcat を 「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 5.5」 にインストールしたので、このパスを指定しました。

その他にも設定項目はありますが、特に理由がなければ空欄のままで問題ありません。

3.設定後動作確認

Tomcat の設定が完了したら、実際に Tomcatプラグイン を使用して Tomcat の稼働確認を行ってみます。

3-1.Tomcat 稼働

Tomcat稼働Tomcatプラグイン を使用して Tomcat を稼働させるには、 「Tomcat」 メニューから 「Tomcat 起動」 を選択します。

3-2.Tomcat 稼働ログ確認

Tomcat稼働ログTomcat の稼働が開始されると、 コンソール上にログが表示されます。 ログに "情報" として 「Server startup in 9999 ms」 の様に表示されれば、 Tomcatプラグイン を使用した Tomcat の稼働は成功です。

3-3.Tomcat アクセス

Tomcat稼働確認Tomcat が正常に稼働していれば、 ウェブブラウザからも確認できます。 ウェブブラウザを起動して Tomcat の URL を入力します。

今回は ローカルPC(localhost) にデフォルトのポート(8080) でインストールしたので、 URL は 「http://localhost:8080/」 となりました。

URL にアクセスして右図の様な画面が表示されれば、ウェブブラウザからも正常に Tomcat が稼働したことが確認できます。

Tomcatプラグイン の設定と稼働確認は以上です。