記載日:2006/06/10 最終更新日 : 2006/06/13

チェックアウト概要

チェックアウトとは、 Subversion リポジトリ上でリビジョン管理されたファイルをローカル・ファイルシステムに取得する作業です。リポジトリに格納された内容対して追加・修正・削除などの操作を行う前には必ずチェックアウトが必要になります。

チェックアウトを行うと、チェックアウト時に指定したフォルダ内にリポジトリに格納されたファイルと管理情報ファイルが生成されます。管理情報ファイルは.svn フォルダにまとめられています。管理情報を削除するとリビジョン管理ができなくなってしまうので消さないよう注意が必要です。

チェックアウト

TortoiseSVN 1.3.3 WindowsXP Professional SP2

ここでは、デスクトップに作成しておいたフォルダ 「work_file」 にローカル環境(D:\svn\profaim.base)に格納されたリポジトリからチェックアウトを行うという前提で話しを進めていきます。

チェックアウト指示

チェックアウト事前に作成しておいたフォルダ上で右クリックを押します。

表示されるコンテクストメニューから 「TortoiseSVN」 → 「チェックアウト(K)...」 を選択します。

チェックアウト情報の入力

チェックアウトダイアログ「TortoiseSVN : チェックアウト」ダイアログが表示されるので、チェックアウトを実施するための情報を入力します。

[リポジトリのURL]
チェックアウト対象の Subversion リポジトリのパスを指定します。ここには通常のディレクトリを指定する方法と同じ様に指定できます。例えばfile:///d:\svn\profaim.base」の様にすればローカルファイルhttp://profaim-linux/svn/profaim.base」の様にすればウェブで公開されているリポジトリが対象となります。
今回はローカルファイルなので file:///d:\svn\profaim.base と指定しました。

[チェックアウトディレクトリ]
リポジトリをチェックアウトするディレクトリを指定します。右クリックしたフォルダのパスががデフォルトで表示されているのでそのままでいいと思います。

[トップフォルダのみチェックアウトする]
チェックアウト対象の階層を指定します。チェックするとリポジトリのURLで指定した階層のファイルのみがチェックアウトされます。リポジトリに格納されたファイル全てをチェックアウトしたい場合は未チェックにします。
ここでは未チェックとしました。

[外部参照を除外する]
外部参照リポジトリもチェックアウトするかを指定します。 Subversion では、リポジトリの中に別のリポジトリへの参照を含める(リポジトリをネストさせる)ことができます。この様な外部参照された(ネストされた)リポジトリはチェックアウトのタイミングで同時にチェックアウトされます。チェックアウト時にこれら外部参照されたリポジトリはチェックアウトしたくない場合、チェックを付けます。
ここでは未チェックとしました。

[リビジョン]
チェックアウト対象のリビジョンを指定します。現在管理されている最新のリビジョンをチェックアウトしたい場合は「最新のリビジョン」をチェックします。ある時点でのリビジョンをチェックアウトしたい場合は「リビジョン」をチェックし右の欄にチェックアウトしたいリビジョン番号を入力します。
ここでは、「最新のリビジョン」を選択しました。

「OK」 を押せばチェックアウトが開始されます。

チェックアウト中

チェックアウトチェックアウトが開始されると 「TortoiseSVN チェックアウト中...」 のダイアログが表示されます。

追加・変更・削除などのアクションとリポジトリから抽出されたファイルが格納されたパスが次々と表示されていきます。

チェックアウトが完了すると、アクション="完了" で パスには "リビジョン:(チェックアウトしたリビジョン番号)" が表示されます。

これでチェックアウトは完了です。

チェックアウト完了

チェックアウト完了チェックアウトが完了すると、空だったフォルダにリポジトリからチェックアウトされたファイルが生成されます。

また、チェックアウトされたフォルダやファイルにマークが付けられ Subversion で管理されたフォルダやファイルであることが明確になります。

後は通常のフォルダやファイルと同様に扱うことができます。