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Subversion 1.3.2 の Source を Linux に転送

記載日:2006/08/06
Windows 2000 Professional SP4 FedoraCore 5

1.はじめに

ここでは、あらかじめダウンロードしておいた Subversion の Source を WindowsPC から FTP経由 で Linux(FedoraCore 5)へアップロードする手順を紹介します。

Subversion の Source をダウンロードしていない場合は、 Subversion 1.3.2 ダウンロード(Linux) が参考になると思います。

2.Subversion 1.3.2 アップロード手順

2-1.FTPで Subversion Source をアップロード

Subversion をインストールしたいサーバに FTP で接続します。  FTP は Windows のコマンドプロンプトから使用できます。

まずは、以下のコマンドで Linux へ FTP 接続します。 Linux の名前が http-test だった場合の例です。また、Linux に接続するためのユーザID は profaim だったとします。

ftp (接続先)」 と入力すると、User を尋ねられます。 接続する ユーザID(今回は profaim ) を入力します。 次に Password を尋ねられるので、接続する User のパスワードを入力します。 "Login successful" と表示されて FTPプロンプト(ftp>)が表示されれば、接続は成功です。

C:\>ftp http-test
Connected to 192.168.1.10.
220 (vsFTPd 2.0.4)
User (192.168.1.10:(none)):
profaim
331 Please specify the password.
Password:
230 Login successful.

ftp>

アップロード元(Subversion Source を保存してある場所)を指定します。 今回は "c:\" に Subversion を保存しているとします。 

「lcd (アップロード元)」 と入力して、 FTP のローカルディレクトリを変更します。

ftp> lcd c:\
Local directory now C:\.
ftp>

アップロード先(Linux上の置き場所)を指定します。 インストール場所とは別になるので、好きな場所に置けば良いと思います。今回は "/home/profaim/src" にアップロードするとします。 

「cd (アップロード先)」 と入力して、 FTP のリモートディレクトリを変更します。

ftp> cd /home/profaim/src/
250 Directory successfully changed.
ftp>

Subversion Source を Linux へアップロードします。 今回アップロードするファイル名は "subversion-1.3.2.tar.gz" とします。転送元ディレクトリと転送先ディレクトリの指定は済んでいるので、 転送モードを binary と指定してから転送を行います。

「binary」 と入力してバイナリ転送モードに変更し、 「put (Subversion Source のファイル名)」 と入力して Subversion Source をアップロードします。 "File receive OK." と表示されていれば転送は成功です。

ftp> binary
200 Switching to Binary mode.
ftp> put subversion-1.3.2.tar.gz
200 PORT command successful. Consider using PASV.
150 Ok to send data.
226 File receive OK.

ftp>

2-2.転送ファイルを解凍

Subversion Source をアップロードしたら、 Linux 上で解凍とインストールを行います。 Linux上で操作をするには、 Linuxに直接ログインする、 Telnet を使用する、 SSH を使用するなど方法はいろいろあるので好きな方法で接続します。 Linux への接続は完了している前提で話しを進めていきます。

まずは、Subversion Source を転送したディレクトリ(今回は "/home/profaim/src")に移動します。 「cd (Subversion Source の場所)」 と入力します。

$ cd /home/profaim/src

アップロードしたファイルは圧縮されたファイルなので、以下のコマンドで解凍を行います。 tar コマンドを使用しますが、 xvzf というパラメータの説明については省略します。 「tar xvzf (圧縮ファイル名)」と入力します。

$ tar xvzf subversion-1.3.2.tar.gz

以上で Subversion Source のアップロードは完了です。 圧縮ファイルが解凍されて、「subversion-1.3.2」 というディレクトリが作成されていれば成功です。