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Subversion 1.3.2 インストール(Linux)

記載日:2006/08/06
Subversion 1.3.2 Apache 2.2.2 FedoraCore 5

1.はじめに

ここでは、あらかじめダウンロードしておいた Subversion の Source を Linux(FedoraCore 5)上でインストールする手順を紹介します。

Subversion をダウンロードしていない場合は、 Subversion 1.3.2 ダウンロード(Linux) が参考になると思います。また、Subversion のソースファイルを Linux にアップロードする手順は  Subversion 1.3.2 の Source を Linux に転送  が参考になると思います。

また、今回は Subversion を Apache と連携させることで Subversion Server を作成しようとしているので、 Apache を事前にインストールしている必要があります。 Apache の インストールは Apache ウェブサーバ に掲載の記事が参考になると思います。 Subversion は Apache Portable Runtime(APR) というライブラリを使用しているので、 Apache をインストールする場合には Apache が使用する APRライブラリ も最新にしておくと良いと思います。

2.Subversion 1.3.2 インストール手順

ここでは、Subversion が "/home/profaim/src/subversion-1.3.2/" に配置されているとして説明を進めていきます。 

2-1.Subversion を配置したディレクトリへ移動

「cd  (Subversionを配置したディレクトリ)」 と入力して Subversion を配置したディレクトリへ移動します。

$ cd /home/profaim/src/subversion-1.3.2/

2-2.Subversion インストール

Subversion Source ディレクトリに移動したらインストールのための設定を行います。今回は Apache ウェブサーバと連携させるので、"with-apr" と "with-apr-util" "with-apxs" を設定します。

configure (設定パラメータ)」 と入力して設定を行います。

Apache のインストール場所が "/usr/local/apache2" だった場合、"--with-apr=/usr/local/apache2" と "--with-apr-util=/usr/local/apache2"、 "--with-apxs=/usr/local/apache2/bin/apxs"  と指定します。今回は「--enable-dav --enable-so --enable-rewrite=shared --enable-ssl=shared --with-mpm=worker」 あくまでも参考値ですが、この作業は5分ほどで完了しました。

$ ./configure --with-apr=/usr/local/apache2 --with-apr-util=/usr/local/apache2 --with-apxs=/usr/local/apache2/bin/apxs

設定が完了したら make と入力してプログラムのコンパイルを行います。上で設定した内容でコンパイルが行われます。この作業は15分ほどで完了しました。

※下の例では再ストールを考慮して 「make clean」 も実行しています。

$ make clean
$ make

コンパイルしたプログラムを システムにインストールします。システムへのインストールはスーパーユーザ権限が必要なので、su コマンドでスーパユーザへスイッチします。

スーパーユーザで 「make install と入力してインストールを開始します。この作業は2分ほどで完了しました。

※下の例では再インストールを考慮して「rm -f /usr/local/lib/libsvn*」としています。

$ su
Password:
# rm -f /usr/local/lib/libsvn*
# make install

以上で Subversion のインストールと Apache 連携は完了です。Subversion の リポジトリを作成し、 Apache の設定で リポジトリを指定すれば http 経由での リポジトリ操作が可能となります。